2009.07.16(Thu)

宮古島のいつもの海。初日と3日目にスノーケリング。
宮古島旅行記⑩
宮古島、いつもの海
4年前にあったクマノミもいました宮古島が大好きな理由の一つ
それが、このいつものビーチです。
前回、4年前、訪れたとき
ビーチから泳いでほんの数十メートルの距離で
美しく、飛び切り元気な珊瑚を見ることができて
大感動しました。
「日本にも、まだこんなビーチがあったんだ」と。
それから4年ぶりに、やってきました。
すごくよかった。
でも…。
4年の月日の代償はあまりに大きかった。

浜から100mほどのクマノミ。4年前と変わらず元気。
たしかに、まだまだ奇跡的な美しさの珊瑚礁だけれど
4年前と比べると、色も珊瑚の量も激減している感じがします。
色鮮やかな珊瑚が茶褐色の珊瑚に変わり
珊瑚礁のテーブルトップも、珊瑚がなくなり平らになり
藻やコケが生えている場所がたくさん見かけられました。
上の写真のクマノミのポイントはビーチからずい分離れているのに
前回のような、ピキピキの元気な珊瑚は少なくなっていました。
かなり茶褐色の藻が増えています。
↓下が四年前の同じ場所の写真です。

角度や海況が違いますが、4年前に比べ明らかに藻の量や珊瑚の色が違う。
4年前は、珊瑚の色はもっと鮮やかだったし
とにかく藻がほとんどありませんでした。

この日は夕方だったため、海はちょっと濁り気味だった。
理由は定かではありませんが
一番の原因として考えられるのは
人の数が急激に増えたことだと思います。
四年前には、ビーチ付近の道路に停まっている車は
私たち以外では、1~2台だったものが
今回は、6月の平日だというのに
ずらっと10台ほど停まっていましたから。

ここのサンゴの特徴であるイエロー枝珊瑚も。
ビーチから手軽に美しい珊瑚をスノーケリングできる
宮古島にとって有数の観光資源なのかもしれませんが
このままでは、海のキャパシティを完全に超え、
古座間味や渡嘉敷の阿波連の美しい珊瑚礁が
観光客の増加とともに消え去ったのと同じように
何年後かには、見る影もなくなってしまうかもしれません。
美しい珊瑚の海は、一度破壊されたら、
再生させることはほとんど不可能にちかいと思います。
ぜひ、大切に、愛をもって接したいものでですね。
(ヨシダヤスアキ)
>EntryTime at 2009/07/16 19:41<