2014.07.26(Sat)

白大豆をメインに、茶豆、黒小豆、紅小豆、大納言を植えた畑。

白大豆の種を播きなおして発芽

奈良で自然農で、一昨年、育てた白大豆。

去年は引っ越しで種播きができず
収穫してから2年たってしまった。

発芽率のことをそんなに気にせずも
6月下旬に1か所2粒ずつ播いたけれど
ほとんど芽が出ず、発芽率は5％以下か?　と思うほど。

このままだと白大豆の収穫がほとんど見込めないので
新たに前年度産の豆をまきなおしたら
たぶん8割以上が無事にかわいい芽を出した。


2年たった白大豆の発芽率は恐ろしく低く、5％くらいかな。

先に植えた、2年ものの豆から発芽した大豆は
すでに本葉が出て、元気に生育中。

しかし、7月15日すぎに播きなおした大豆は
ようやく本葉が出始めたところ(下の写真)。


新たに前年収穫した白大豆を播きなおしたら、見事に発芽。

何とかすくすくと成長して
11月の収穫に間に合ってほしいもの。

2014.07.22(Tue)

1本の苗を40×30cm間隔で手植えした、自然農の田んぼ。ほぼ第1次分けつが完了。

3日に1度の水でここまで無事に

不耕起のため代かきをしていないので
水を張っても1日で水がなくなってしまう
上の自然農の田んぼ。

この地域は、溜池の水が、3日に1度の配給なので
残り2日間は雨が降らないかぎり
田んぼに水が溜まっていない状態に。

それでも何とか、ほぼ順調に
自然農の稲が分けつを始めました。

これも、溜池の水を配給してくださる
水番の方々がとても気を配ってくださって
丁寧に水を入れてくださったから。

私も初めて2回水番をしましたが
とても大変な役目だということを実感。

いつも水不足のわが家の田は
水を入れるのに非常に時間がかかるので
大変なお役目をしてくださっていただいて
本当にありがたく感謝しています。

ここまでこれたのも皆さんのおかげです。


赤米(4うるち)。横への分けつから丸い株状に分けつが進む。

現在、横方向への分けつがほぼ終わって
今後は、株が丸く太くなるように
稲は分けつしていきます。

すると苗の1本植えでも、3～4本植えと
変わらないぐらいの株の太さに成長します。

これが、稲の力を信じて、
1本で植える自然農の魅力なのです。


こちらはヒメノモチ。1本の苗でも株はどんどん太くなっている。

成長の早い稲は、すでに横方向の分けつから
丸く分けつが進み始めました。

このまま、なんとか無事に成長して
お米が収穫できるとうれしいです。


黒米は、茎の下の部分が黒くなっているので分かりやすい。

2014.07.17(Thu)

紫色の鞘が特徴のサヤエンドウ「ツタンカーメン」の種。

大根と絹さやの自家採種

夏の初めに白菜と小松菜、小蕪の
自家採種をしたのに続いて
大根とサヤエンドウの種を採りました。

自給自足にとっては、いのちをつなぐために
自家採種するのは非常に大事な作業。

種をつないで、その種類が増えていけば、
自給が高まるし、F1の心配もない。

米、麦、豆は、収穫物＝種になるので
自家採種するのがとっても簡単だけど、
野菜類は収穫が終わったあとも畑はそのままにして、
花が咲いて、種ができるまで待たないといけない。

効率性と経済性を求める現代社会では
その畑スペースと時間がもったてないので
種は自家採種せず、購入することも多いけど
やっぱり自給自足には種採りは欠かせない。


大根の種。アブラナ科の種の中ではけっこう大きいほう。

自然農で自家採種をつづけた種は
とっても力強くなるとも聞くから
ずっとずっと続けて元気な種になってほしい。

2014.07.15(Tue)

田んぼのあぜ道で見つけた、青々としたオオバコ。

ないと思っていたけどあった

わが家の家の近くの野草では
スギナとヨモギ、フキ、カンゾウなどは豊富だけど
オオバコがなかなか見つからなかった。

先日、畑仕事の帰りに違う畔を通ったら
おお～、オオバコの群生が!!

さっそく摘んで、天日干しして
野草茶の原料にしましした。

2014.07.13(Sun)

小麦を刈り取った畝をそのまま黒豆の畝に流用した畑。

発芽率6～7割くらい?

6月末までに種降ろしした黒豆。

小麦を刈り取ったあとの株間に播いたのだけど
今年は発芽率があんまりよくなさそう。

たぶん6～7割くらいかなぁ。

歯抜けした場所には、
予備の苗を移植する予定だけど
ちょっと数が足りない感じ。

もうちょっと多く、予備用の苗を
育てておけばよかったかも…。


株間を利用して黒豆を点播き。籾殻と麦藁のベッドで発芽。

2014.07.11(Fri)

１条用の田車(左)と２条用。１条のほうが幅が太い。

保水の土練りも兼ねた草取り

うちの水もちの悪い下の田んぼを心配して
「田車で引いたら、水もちがよくなるよ」と
いろいろな方からアドバイスを受けた。

先日、草取りを兼ねて、２日間にわたって
下の田で田車を押しました。


２条用はこんな感じで、田んぼを稲と稲の間を進んでいく。

何度も水が乾いてひび割れを起こした土は
ただ前に押しただけでは、
田車の歯が地面に食い込まず空回り。

カチンカチンになった土を練るため
目いっぱい力を加えながら
同じ場所を何度も押したり引いたり。

10回くらい繰り返すと、少しだけ土が練れる感じ。

全身に汗をびっしょりかきながら
なんとか1枚の田んぼの田車を完了。

今日は、田熊後、初めての水溜め。
はたして水持ちの結果は?

2014.07.09(Wed)

小麦を刈り取った畑に黒豆がたくさんスクスク自生。

豆を植えなくても、黒豆にょきにょき

小麦を刈り取った畑は
そのまま黒豆畑に利用。

この畑、黒豆を種降ろしする前から
黒豆がそこらじゅうにスクスク成長。

きっと去年栽培した黒豆の種がこぼれて
そのまま発芽して成長したみたい。

田畑を耕さない自然農だと、
種が土の表面近くにとどまったままなので
慣行農法に比べて発芽しやすいのかも。


去年の収穫時にこぼれた豆がそのまま発芽したみたい。

新たな黒豆の種は、隙間を縫うように播いて
ただ今、順次発芽しているところ。

成長が早いこぼれ豆の黒豆は
枝豆として食べようかなと思ってます。

2014.07.07(Mon)

4mのひもに４０㎝間隔で印をつけて、それを目印に苗を１本ずつ植えていく。

生態系が豊かで命あふれる自然農の田

今、自然農で田植えをしている田んぼは
去年までは慣行農法の田でした。

昨秋から春までの間に
溝を掘って畝づくりをしたけれど
田んぼの表土は草刈りもせず
半年間ずっと自然におまかせ。

冬から夏までに草が生い茂り、冬草が枯れて
たったの半年間自然に戻っただけなのに
その下にはミミズなどの小さな生き物が
ずいぶんと棲むようになっていた。

自然の回復力、自律調整力というのは
ほんとうに大きな力ですごいもの。


のこぎり鎌で、苗の根が入るよりお少し大きめの穴を掘る。

その田んぼに、鎌で穴を開けて
苗床の苗を１本１本丁寧に手植え。

笹などのしつこい根っこがある場合は
お米の苗の成長を助けるために
10cm四方くらい鎌の刃を入れ、根切りするのだけれど
今回の田んぼはそんな必要はまったくなかった。


掘った穴に苗を丁寧に移植。最後に根元に草をかけて保湿。

あとは苗が活着するのを待って
７月末くらいまでは条間の草刈り。

稲が大きくなって、草に負けないまで育ったら
あとはもう収穫まで水を落とす仕事があるだけで
自然におまかせ、お米の育つ力を信じるだけ。

３日に１度の水の供給で
どこまで育つだろう?

不安でもあるし、楽しみでもあります。

2014.07.05(Sat)

苗を移植するときだけは、苗が草に負けないうに草刈りを。

苗床で育てた苗を1本ずつ手植えで

人が田んぼに近づくと、
バサバサバサ…スズメの群れが
いっせいに飛び立つ自然農の田んぼ。

耕さず、農薬や肥料をいっさい使わない田は
ミミズや小さな虫たちがたくさん生まれ
何十羽のスズメが餌をついばみにやってくる。

その自然農の田も7月頭に
ようやく田植えを終えました。

幅4mの畝が全部で10列。
約7畝ほどの自然農の田。


同じ田んぼの中の苗床で育てたお米の苗。

4月15日すぎに田んぼの中に苗代をつくり
黒米、赤米(うるち)、赤米(もち)、
ひめのもち、キヌヒカリの5種類の苗を育て
畝ごとに違う品種の米を植えました。


元気なものを選びながら、1本1本、苗床から丁寧に取る。

自然農の田植えは、基本的に全部手作業。

まず、苗床から、根に土をつけたまま
鎌で、1本1本、丁寧に苗を掘り出します。

これを4m幅の畝に、条間40cm×株間30cm、
1畝10列で手作業で植えていくのです。

条間が40cmなのは、
人が通れるスペースを開けておくため。

田植えが終わったあと、稲と稲の間に入って
鎌で雑草を丁寧に刈り取るための
作業通路もかねての広さなのです。

2014.07.02(Wed)

大豆の種降ろしが終わって、その上に麦わらをばら撒き。

小麦畑のあとに大豆の種まき

6月の中旬に麦刈りの終わった畑。

小麦の畝をそのまま利用して
その畝に大豆を種まきしました。

黒、白、青、茶、そして紫。
全部で5色の大豆を植えました。

種降ろしした畝には、
刈り取った麦の藁をバラ撒き。

自然農では、持ち出さず、待ちこまずが基本。

食べる分以外のものは
再び畑に返します。

2014.06.30(Mon)

わが家の山林の裏にある友藤池(ともとういけ)。この溜池から田に配水する。

水番が無事に終了

まず、前日(昨日)の夕方、車で
水を配給する田んぼを調べてまわって、
どのくらいの田んぼが水が必要かチェック。

そして、うまくできるかなと
ちょっぴり不安だった水番の当日を迎えた。

6時に友藤池に向かい、ツクを開栓。
水路へと水を流し始める。


池にあるツク(栓のこと)を開けて、水を水路へと流す。

水が少なくなって、水が必要な田んぼには
目印の赤い旗が立っているので
その田に次々と水を配給していく。

水路は複雑に多方向に延びて
田んぼはいろいろな個所に点在しているので
車じゃないと全部の田はとても回りきれない。


友藤池の水を利用する田んぼが連なる棚田。水番がこの風景を守っている?

開栓から約5時間。
11時前に最後の田に水を入れ終わり
初めての水番が無事に終了。

なんとか大役を果たせてほっとしました～。

2014.06.29(Sun)

水路の分岐点で水門を開けて、必要な経路に水を流す。

溜池の水の引き込み方を学ぶ

わが家の田んぼがある北庄東地区は
神田池と友藤池という2つの溜池から
水を引いて米づくりをしている。

その水が配給されるのが3日に1回。

溜池の水を各田に配給するのが
「水番」と呼ばれる仕事。

今度の月曜日、初めての水番が私に回ってくる。
先日、事前のレクチャーをしていただいた。


田んぼに赤い旗が立っていたら、水を田んぼに引き入れてほしいというサイン。

水番は、田んぼの水が少なくなっているときに
その田に水を入れてあげるのが仕事だから
晴れが続いて、田んぼが水不足になったときは
水番の仕事はとっても多くて大変な作業になる。

さて、初めての水番はどうなるかしら?

2014.06.26(Thu)

梅雨の晴れ間に、脱穀した小麦をシートに広げて天日干し。

薄・中・強の3種類合わせて約150キロの収穫

田植えと大豆の種降ろしと並行して
晴れた日に作業していた小麦の収穫。

無事に脱穀と天日干しまで終えました～。

もちろん、無農薬・無肥料の自然栽培と
さらに不耕起の自然農によるもの。

今年は、薄力・中力・強力の3種類で
約1.3反くらいの小麦づくりだっけれど
はたして収穫量はいかほどに…。


お隣の志部さんにお借りした脱穀機で楽々脱穀できた。

全部合わせて、約140～150キロくらい。

種を播く時期が遅くなってしまったところは
ほとんど収穫できなかったのでこんなもの?

次回は、約2倍の面積で小麦をつくる予定です。

2014.06.22(Sun)

手前の薄い色が強力、左奥の濃い穂が中力、右の濃いのが薄力の小麦。

小麦は育てやすくて収穫しやすい

わが家の自給の主食の3本柱が
お米・小麦・大豆の穀物。

久米南町に越してきてから
主食のうち、まずは小麦を収穫しました。

去年の11月下旬～12月上旬に種まきして
6月中旬に麦刈り→天日干し→脱穀と
梅雨の晴れ間にどうにかこうにか完了。

その分、田植えと大豆の種まきが
遅くなってしまったけれど、ほんとよかった～。


1.5反ほどの小麦のうち、9割くらいを手刈りしました。

今回の小麦は種降ろしの時期が遅かったためも
12月中旬近くになってしまった小麦は
かなり生育が悪く、太く、背の高い株はほとんど育たなかった。


刈り取った小麦を稲藁で束ねて、天日干しで乾燥。

来シーズンは
遅くとも11月末のまでには
種降ろししなくちゃ

2014.06.20(Fri)

水ためした田んぼに田植え機を使って田植え。手植えと比べて圧倒的に早い。

手植えとは違って、やっぱり早いなぁ

6月上旬、水ための終わった下の田に
にこまるを田植え機を使って田植え。

これまで2回田植えを経験したけれど
自然農の手植えだったので、田植え機は初めて。

ご近所の方に手伝っていただいて
(ほとんどの部分を植えていただいて)
私もちょっとだけ田植え機体験しました。


左のガイドを見ながら、まっすぐ植えられるようにハンドルを操作する。

やっばり、手植えに比べて圧倒的に早い。
約7畝の田んぼがあっという間。

すごいなあと感心するとともに
日本では近代まではずっと
この作業を人力でやってきたのかと考えると
昔の人の偉大さにも頭が下がります。

2014.06.18(Wed)

溝を掘り終えた田に、畔ぬり前に水を入れて土に水を浸透させておく。

3日に1度の給水では、自然農は無謀?

溜池の水で米づくりを行なうこの地域では
3日に1度しか田んぼに水が供給されない。

そのため、田んぼの水が抜けないように
みなさん水ための作業を入念に行なう。

そんな中、わが家では、代かきをしない
耕さない自然農による田植えに挑戦。


溝の底の土を鍬で削って、土を足で踏んで練る。

耕さないわけだから、田の底に鋼板ができず
水はだだ漏れになってしまう。

それを少しでもいいから防げたら…
という思いから、周囲の畔ぬりと溝の代かきを
カミさんと二人、手作業でやってみた。


田んぼの外側は、練った土で1周畔ぬりを行なう。

奈良時代に借りていた田んぼは
水がとっても豊かな地域にあったので
源泉掛け流しならぬ、水が使いたい放題。

水の心配なく米づくりが行なえた。


谷側の畔は、畔の高さが高いため側面だけ畔ぬり。

はたして3日に一度の水の配給で
自然農のお米は無事育つのか?


水ための作業が終わり、水を入れた自然農の上の田と、慣行農法の下の田。

2014.06.11(Wed)

まずは架台を瓦屋根に設置して、その上にパネルを取り付けていく。

太陽光発電を開始しました

ちょっと前のことになりますが、5月下旬
わが家の屋根にも太陽光パネルを設置。

いままでに、薪ストーブや竈を使って
冬の暖房やご飯の煮炊きのエネルギーを
薪や枯れ枝で賄ってきていましたが
今度は、電気も自給を目指すことに。

パネルの数は全部で18枚。
総発電量はわが家の使用量を上回るので
数値的には電気も自給できる計算。

でも、夜は太陽がないので発電できない。
本来なら昼間発電した電気を
蓄電池にためておけばいいのだけれど
まだまだ高性能な蓄電システムがない。


上下の屋根合わせて、全部で18枚のパネルを設置。

将来、安価で高性能なバッテリーが開発されたら
蓄電池に電気をためることで、いよいよ
エネルギーが自給自足できる計画。

早くいいバッテリーができないかなぁ…。

何年も放棄されていた畑は土も豊かで、自然農でもよく育つ。

2014.05.25(Sun)

収穫してきたツタンカーメン(紫)と普通のエンドウ。

やわらかいうちに料理

去年の冬に種まきをした、
緑の一般的なものと紫のツタンカーメン、
奈良から持ってきた2種類のさやえんどうは
いまが採れごろ、食べごろ。

毎日採っても、翌朝にはたくさんの実が鈴なり。
最近の、わが家の貴重な野菜となっている。


ツタンカーメンは紫色の花がそのまま鞘の色となる。

もちろん、無農薬・無肥料の自然農。

豆類と葉物、根菜類は、
自然農でもわりと元気に育って、
大きくなりやすい感じ。

でも難しいのが、うりなどのなりもの。
栄養分が少ないと、成長も遅いし
実も小さくなってしまう感じがする。

2014.05.23(Fri)

トラクターを使って、畔に沿って、畔波板を埋めるための溝を掘っていただく。

水漏れしないために畔に波板を

先日、下の田の畔にいただいた波板を
手作業で埋めようと思っていたところ…。

下の木多さんが見るに見かねて
「そりゃあ、大変じゃろう」と
トラクターに専用の溝掘りパーツをつけて
波板を埋めるための溝を掘ってくださった。


波板を立てて埋めるのに最適な溝が簡単にできた。

鍬を使っての手作業でやったのでは
何時間もかかってしまう溝掘り作業が
ありがたいことに数分で終了。

おかげさまで大助かり。
本当にありがとうございました。

今月中には、いよいよ水ためかな?

2014.05.18(Sun)

スギナに囲まれながらもすくすく育つ小松菜。

自然農のわが家の畑

春に種まきした自給用の畑も
芽が出て苗がすくすく成長中。

自然農で耕さず、肥料や薬も使わないため
野菜たちは草の中で必死に育っている。

あまりに草がはびこってきて
野菜に太陽の光が当たらないときだけ
周囲の草をカマで刈ってあげるだけ。


小カブの畝はモグラに穴を掘られて半分が消滅。

無農薬・無肥料の自然農で
野菜たちは元気に育つのだけど
今年はモグラの被害が大きかった。

種を降ろして、そろそろ発芽という段階で
モグラに穴を掘られてしまったので
春菊など、場所によってはほとんど全滅という野菜も。


ミズナもモグラの被害。カンゾウがはびこって大変。

それでも、小松菜はほぼ被害もなく
元気にすくすく成長中で
今日も間引きをしたものから
おいしくいただいているところです。

2014.05.15(Thu)

光を浴びてシベの一つ一つがきらきらと輝く、まん丸の花の正体は?

[答え] 　そう、「ネギ坊主」でした

奈良から引越のとき連れてきたネギ。

去年の秋に定植したものが春になって
ネギ坊主として花を咲かせました。

近くで見ると、うっとりするほど
美しく、神々しい花です。

このまま種採り用のネギとしておいておきます。


ネギ坊主の立ち姿。強風にも倒れず凛々しく立つ。

自然農では、育った野菜の一部を残して
次の種まき用に自家採取するのです。

2014.05.11(Sun)

種もみをまいたあとに刈った草をばら撒いて保湿を。

田植えに備えて稲の苗づくり②

表土だけ耕して鎮圧した苗代に
水選した種もみ(水に沈んだ種を使用)を
1×4ｍの広さに約1合弱の分量をばら撒き。

種もみが一か所にまとまったり
くっついたりしないように
なるべく均一になるように播く。

でも、やっぱりかたまってしまうところがあって
その種は、手作業で1粒ずつ均一になるよう離していく。

そして、その上からフルイでふるった土で
種もみが隠れるように覆って、
鍬の底面を使って鎮圧する。

(ごめんなさい。この部分の写真撮り忘れました～)


種を食べられないよう最後に笹とネットを張る。

その後、刈り取った葉の面積の広くない
シューッと伸びた草を苗代全面に敷きつめる。

これは、苗床が乾燥しないようにするため。

そして最後に、鳥よけのために
笹とネットを使ってガード。

あとは、芽が出るのを待つのみです。

2014.05.05(Mon)

①まずは種籾を播く場所の草をきれいに刈り取る。

田植えに備えて稲の苗づくり①

自然農では、4月20日くらいから
5月の頭までに稲の苗代をつくります。

苗は、田植えをする田んぼの一角を使って
1反あたり、6～7合の種籾を降ろす。

約1×4ｍの苗代を5カ所に分けて
田んぼの畝につくっていく。


②表土を2～3cmの深さで鍬を使ってはぎ取る。

今年は、黒米、赤米（もち）、赤米（うるち）、
キヌヒカリ、ヒメノモチの5種類を
少しずつ自然農で育てようと思っている。

自然農のお米は自給用＋αなので
全部で7畝ほどの面積をつくる予定。


③軽く、表面2～3cmの浅さで耕す。

久米南は田んぼの水が心配だけど
とりあえず初挑戦ということで
今年は様子を見てみようと思っています。


④耕した土を鍬などを使って鎮圧して固める。

次回は種降ろしの模様を
アップする予定です。

2014.04.29(Tue)

大根もまだまだトウが立ってなくておいしかった。

先シーズンの冬野菜も一緒に

春夏の野菜の種降ろしが進むなか
その隣では、寒い冬を越した
先シーズンの冬野菜がまだまだ元気。

ダイコンにネギ、そしてニンジン。

もうトウが立って、固くなって
おいしくないかと思ったけれど全然大丈夫。

ダイコンやネギは煮物にしたり
ニンジンは葉っぱと一緒にスムージーにしたり…。

しっかり、最後までいただきました。


ネギ坊主が出てきたけれど、まだまだ食べられる。

そして、春植えの野菜たちは、
みんなしっかり発芽して
そろそろ間引きと草取りの時期。

2014.04.27(Sun)

まずは谷側に溝を掘って、その土で畔を広げ補強。

水保ちが心配だけど、自然農に挑戦

今年は2枚の棚田でお米をつくる計画。

2枚続きの下の田はトラクターで耕して
一般的な植え方で無農薬でつくり、
上の田は、不耕起の自然農で挑戦。

自然農の田んぼは、田の周囲に溝を掘って、
4ｍ間隔で溝を掘り、畝を何個もつくって
溝の部分に水をためてお米を育てる。

水は溝にひたひたでたまっていればよくて
水を大量に使わなくてもすむという方法。

でも、このあたりは溜池の水を利用しているため
水が足りなくて、米がうまく育たないかもしれない。

とりあえず、最初の年なので実験の意味も込め
チャレンジしてみようかなと思っています。

こればかりは、実際にやってみないと
どうなるか分からないけれど
うまく実ってくれればいいなあ…。

2014.04.23(Wed)

火点け用の枝は乾いたら切ったり折ったりする。

割る順番待ちをしている薪

裏山や家の横の木を切り倒したり
枯れ枝を集めてきたり
そしていただいた木がたくさん集まり、
来シーズン用の薪も充実。

写真以外の場所にも
山積みされた薪がたくさんあって
薪割りや玉切りされるのを待つ。

今年は、引越して1年目ということで
冬の間もやることがあって
薪割りを終えることができなかった。

この後、田植え用の苗床の準備をしたら
時間を見つけて、遅くとも5月中には
何とか薪割りを終えなくちゃ…。


薪ストーブ用に玉切りを待つ、クヌギとドロヤナギ。

うーん、自給自足の田舎暮らしは
楽しいけど、やることが満載。

2014.04.21(Mon)

白菜は採種のため、花を刈らずにそのまま残す。

種を植える場所だけ草をきれいに刈る

自然農の畑では、多くの種まきが
種を降ろすところだけ、
条播き、点薪の部分だけを
鎌で草の茎の根元からきれいに刈り取る。

そして、鍬などで軽くたたいて平らにし
種類によっては、そのまま種をまいたり
少し穴を掘って種を埋めたりして
その上から土を被せて、再び軽くたたく。

最後に、近くの刈り取った草を
種降ろした上にばら撒いて終了。

土をたたいて軽く固めるのは
湿度をたもって、土を乾燥させないため。


白菜の株の間に春菊の種を2列で種降ろし。

草を敵にせず、刈り取った草を
その場に積み重ねていくことで
土が豊かになっていくのが自然農。

草の力を借りて、土の力を高めることで
肥料を与えないでも野菜が育つのです。

2014.04.19(Sat)

桃に似たピンク色のアーモンドの可愛らしい花。

合計19本の果樹を植えました

自給自足をめざして
米や麦、大豆に野菜などのほか
果樹もほしいなと思って
この春、家のまわりにたくさん移植。

リンゴ2本、スモモ2本、サクランボ2本、
ブルーベリー3本、イチジク2本、杏子、
桃、ヤマモモ、アーモンド、ユスラ梅、
ヘーゼルナッツにクルミ、そしてミカン。

植えに植えた、合計19本。

わが家の特徴は、代表的な果樹のほかに
ナッツ系を何種類か植えたこと。

ナッツが自家採取できると
ケーキやお菓子の具材のほか、
料理の幅も広がるのでとっても便利。

今年は、裏庭の整理の関係で
栗を植えられなかったけれど
来年には絶対に植えたいと思っている。


竹林を開拓してヘーゼルナッツを定植してみた。

ただ、果樹で心配なのが鳥。

スズメやカラス、ウグイスにメジロ、
そのほか名前の分からない鳥がたくさん飛び交い
鳥の楽園かと思うほど。

それからタヌキも出るから
実のなる季節には対策が大変かも。

2014.04.14(Mon)

新しくつくった畝に直播きで春野菜の種をまいた。

自給用の野菜の種まき

先日、スコップで溝を掘ってつくった
新しい畝に春野菜の種を降ろしました。

種を播く場所だけ草を刈って
平らにならした土の上に
キャベツ、大根、小松菜、ニンジン
ゴボウ、キュウリなどの種をまき
種が隠れる程度に土をかけて
手の平で土をパンパン叩いて固めたあと
刈り取った草でおおって完了。


まいた種の上に土を被せ、刈り取った草を載せる。

自然農では肥料はもちろん
灌水(水やり)もしないので、
このような作業を施すことで
土の乾燥を防ぐのです。

あとは、ほぼ何もしないで
野菜の生育を邪魔するようなら
まだ苗が小さいうちに草を刈るだけ。

売る野菜ではなく自給用なので
形や大きさを気にしないで
楽しみながら育てる予定。