2008.09.04(Thu)

空気が澄んで、空が高くなって、雲も高くなって。
自分を愛することって…。
秋も少しずつ深くなって、
そろそろ秋の手作り酵素ドリンクの季節が
近づいてきました。
毎年、楽しみにしているわが家の年中行事ですが
ことしはどんな味の酵素ができるか楽しみです。
最近、カミさんと話したことがあって
それは「自分を愛する」「自分を満たす」ことの
本当の意味を考えることでした。
確かに、自分に愛情を注いだり
自分を満たすことは大切で、
その部分がしっかりしていないと
人に対して愛を注いだり
思いやることができないのは事実です。
でも、私はちょっと疑問に思っていることもあります。
自分を満たすこと、愛することと
自分を甘やかすこと、楽をすること
が、イコールになっているんじゃないと
危惧しているのです。
やっぱり、どんなことでも全力を尽くすことや
最大の努力をすることは非常に大切で
これがない限り、どんなことも身につきません。
その努力を避けることを正当化するために
自分を大切にすることが利用されている気がするのです。
たとえば、赤ちゃんのとき、
(赤ちゃんは絶対に、どんなことでも真剣に行ないますが)
転ぶのが嫌だからと、自分を甘やかして歩く努力をしなければ、
それが身について、一生、歩くことができなくなってしまいます。
人間には、本来、何かを真剣に行なって
その達成感に淡々とした喜びを感じる、
そういう能力が備わっているんだと思います。
一流のスポーツ選手や成功した人は
必ず壁を乗り越えるための必死の努力をして
その先に進むことができたはずです。
でも、「自分を愛することと、甘やかすこと」
「楽しむことと、楽をすること」を履き違えると
本当の意味で、自分を愛して満たたあとに感じる喜びを
一生涯まったく味わえないまま、
全力を尽くして努力したあとの喜びそのものを
感じることができない体質になってしまうのだと思います。
私は、その瞬間に自分ができることを
やりたいことを、やる必要があることを
全力で、真剣に、必死にやることが
自分を大切にして愛することなんだと思うのです。
なぜなら、その体験から生まれる恩恵は
見たり、聞いたりしたものとは違う
自分の経験から身についた、
かけがえのないものになるからです。
もちろん、常に100%で全力を出し続けていたのでは
いつかポッキリと折れてしまいますので
そのときこそ、自分をいたわることが大切になって
そのバランス点を見つけていくことが
これまた楽しい作業だし喜びになるんじゃないかと思います。
(ヨシダヤスアキ)
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>EntryTime at 2008/09/04 19:30<