2008.09.16(Tue)

昔の狩猟民族の記憶を思い起こさせるのか…。
当たったからといっても
商品がもらえるわけではない。
でも奇跡を信じて…。
子どもたちの射的を見ていると
奇跡が起こることを信じている姿が痛々しくもあり、
と同時に可能性を信じることがとても大切なことなんだと
思い起こされます。
射的の景品をゲットするためには
ただマトに弾を当てて、倒せばいいわけではなく
台の上から下に落とさなければいけません。
マトとなる景品は、重石をつけられているため
射的用の弾の威力では、まず倒れるまでが非常に大変で
さらに台の上からは、めったなことでは落ちません。
特に子どもたちが狙う高額商品は
大人の目線からすれば、
100%不可能なように見えます。
それはそうです。
たった300円で、数千円の景品を
簡単にゲットされたのでは商売になりませんから。
それでも、子どもたちはお小遣いをつぎ込んで
奇跡のようなわずかの可能性にかけます。
そして、本当にまれに奇跡は起こるのです。
今回も、絶対に捕れないと思われていた
たまごっちを手に入れた子どもがいました。
長女は
「たまごっちが落ちたんだよ。すごいね~」
とさけんでいました。
たった0.1%以下の確率かもしれませんが
タイミングがドンピシャに合えば
不可能と思われることも可能となるのです。
射的はあくまでゲームの世界ですが…。
でも、大人たちは、この信じる力が
不足しているのかもしれません。
過去の経験という絶対的な価値観のせいで
状況判断がまず最初に立ち、
何かやる前からあきらめてしまうことが
非常に多いのではないかと思いました。
何事もやってみなければ分からない。
これは真実だと思います。
(ヨシダヤスアキ)
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>EntryTime at 2008/09/16 12:52<