2010.12.20(Mon)

近くの商店街での歳末福引抽選会。今年も残りあとわずか。
何のための仕事? 何のための消費?前回、子どものテレビゲームの話題で
本当は買い与えたくないけれど
でも仕方がないから買っているのが
今の親の現状なのではと書きました。
親は、自ら子どもにゲームを買い与えながら
ゲーム漬けになることを避けたいと願っている。
これは、本当に不思議なことです。
多くの親がもしそう思っているのなら
みんな買い与えなければすむと思うのですが
なぜか、そのような流れには決してなりません。
それはこの社会が、
何よりも経済が最優先されるからです。
タバコもそうですが、
テレビゲームもいかにゲームに夢中にさせ
ゲームなしではいられない状態にすることができるか
つまり購入者を依存させることが「いいゲーム」と言われます。
これをメーカーサイドから見てみれば
いかにゲーム漬けの人を増やすかが
大ヒットのソフトの誕生につながり
企業の成長のカギを握ることになります。
でも、この経済成長のからくりは
ゲーム産業だけではなく
ほとんどの産業に言えることです。
お互いがお互いの商品の依存者を増やし
補完しあうことで経済は回っているとも
いえるんじゃないかと私は思っています。
でも、社会はその根本にある疑問に触れることなく
「経済のために」という錦の旗の下、突き進んでいます。
これで、本当にみんな幸せなのでしょうか。
経済発展ために消費目的の商品を生み出し続け
同時に、与えられたものを何の疑問もなく消費し続ける…。
いったい何のための仕事で
何のための消費なのでしょうか。
みんないっせいに
「やーめた」
できればいいのに(笑)。
>EntryTime at 2010/12/20 14:10<