2011.05.28(Sat)
年間1ミリシーベルト以下にするには
0.1マイクロシーベルト/毎時に
子どもの20ミリシーベルト問題に対して
少しだけ文科省が動きました。
「今年に(なぜ今年だけ?)関しては
子どもの放射線被曝量を年間1ミリシーベルト以下をめざす。
そのため校庭の空間線量が毎時1マイクロシーベルト以上の場合は
土壌の除染のための財政的支援を国がする」
という内容です。
文科省(国)は、
「子どもの被曝線量は、年間1ミリシーベルト以下が望ましい」
ということを公的に認めたことになります。
これは、福島の子どもたちだけではなく
日本の子どもたちすべてが対象の数値です。
つまり、東京や神奈川などの南関東の子どもも
「年間被曝量1ミリシーベルト以下を目指す」
ということです。
しかし、校庭の空間線量が1マイクロ以上が支援対象というのは
年間1ミリシーベルトを実現するためには、基準が甘過ぎます。
被曝を年間1ミリシーベルト以下にするためには
1÷365日÷24時間=0.115マイクロシーベルト/時間
でなければなりません。
この数値は外部被曝+内部被曝の合計ですから
外部被曝だけの線量を考えたら
0.05マイクロシーベル/時間
程度に抑える必要があるということです。
つまり、放射能汚染のない、
平時の空間線量でなければ
子どもたちの安全は実現できないというわけです。
この通達は、福島県の親御さんたちはもちろん
すべての被曝地域の親にとってチャンスです。
学校や幼稚園、自治体、教育委員会、PTAに対して
「年間1ミリシーベルト以下を目指すために
今すぐ、空間線量と土壌検査を行って
もし基準を超えるようだったら対策を施してください」
と要望することができるのです。
子どもたちを守るために
みんなで実行していきましょう。
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>EntryTime at 2011/05/28 09:48<