2011.06.25(Sat)
自然エネルギーへのシフトも大切
でも、その前にやるべきことが…私は、ナチュラルスタイルを始める前から
原発に関しては反対の立場で
自然エネルギーへの移行を訴えてきました。
ですので、エネルギー政策的には
自然エネルギーへのシフトは
絶対に達成しなければならないと思っています。
でも、今は人類が経験したことのない
原発事故の真っ只中という「非常事態」です。
戦時下ともいえる国家的緊急事態での
私が考える優先順位は次のような感じです。
(大震災からの復興は同時並行の最優先課題です)
①国を挙げての福島原発事故の速やかな収束
・福島原発原子炉の放射能漏れの国家的な収束作業
・関東東北東海中部地方の土壌汚染の詳細調査(1kmメッシュ)を実施し
そのデータをもとに住民避難、徹底的な除染活動
・上記をもとにした、汚染地域の被曝量調査、健康調査、疫学調査
・汚染地域の農産物、海産物、畜産物の汚染全量調査と全量買取、賠償・補償
・森林、河川、海洋の汚染調査
・汚染した瓦礫や土壌、汚泥、焼却灰、樹木植物農作物の処理方法の確立
②脱原発→廃炉の決定と実行
・全原子力発電所の停止→廃炉
・送発電分離、電力自由化によるエネルギー革命
・老朽化した火力発電所や水力発電を
小型高効率のガスコンバインタービン発電に置き換え(3年スパン)
・上記発電の天然ガス安定供給&自給のため
日本近海の天然ガス油田の開発(鉱業法の改正)
③自然エネルギーシフトと原子炉の廃炉作業
・自然エネルギーによる100%エネルギー自給自足
(20年のスパンで、火力・水力から自然エネルギーへ完全以降
高効率の小型ガスタービン発電は一部残してもいいのでは?)
・各家庭による発電、小規模電力会社、自治体発電所など
スモール発電によるスマートグリッドの構築
・数百年、数千年スパンの廃炉作業と核廃棄物処理の確立
まずは、福島原発事故の収束が最優先で
同時に脱原発社会を実現する。
その際、自然エネルギーへの移行にこだわりすぎると
自然エネルギーが全電力を賄うには時間がかかるので、脱原発の時期が遅れてしまうし、
とりあえず原発を残したいという原発推進派の思惑とも一致してしまうので
(今は世間の脱原発の風が強いので、ある一定の冷却期間がほしいと思っている)
何よりも、今の「脱原発」機運を逃さないために決めることが大事だと思います。
ですので、短期的なスパンで、原発の電力に置き換わる
高効率のガスコンバインタービンによる
天然ガスの小型発電を速やかに導入して、
原発なしでも大丈夫な社会を形としてつくることが
大切だと私は思っています。
>EntryTime at 2011/06/25 15:52<