2011.06.07(Tue)
現実と向き合う勇気を
原子力安全・保安員の発表によると
3月11日から3月16日までの6日間で福島原発から
大気中に出た放射性物資ヨウ素とセシウムの総量は
77万テラベクレルに達するそうです。
→http://www.news24.jp/articles/2011/06/07/07184052.html#
これは4月に発表した37万テラベクレルを修正した数値。
何と実は2倍以上の放射能が出いてた計算になります。
しかもこれは、たった6日間の排出量。
そのあと、3ヵ月近くも排出しつつけているのだから
その総量は、いったいどのくらいの数値になるのでしょう?
でも、これは大気中だけの漏出分で、
現在、敷地内には10万5100トン以上の汚染水があって
こちらの放射性物質が、なんと72万テラベクレル。
→http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110603-OYT1T00962.htm
6日間の大気中への放出量と
現在たまっている汚染水を足しただけで
約150万テラベクレルの放射能が漏出しているのです。
これまで、チェルノブイリ原発の520万ベクレルと比較して
「10分の1以下だから大したことはない」
と言われていたフクシマ原発事故ですが
6日間の大気放出と現時点の汚染水の量だけで
その4分の1強の放射性物質を出しているのです。
現在、3つの原子炉がメルトスルーして
冷温停止状態にするメドもまったくたたず
ただ水をかけ続けて冷やし続けるしかない福島原発。
つまり、
核燃料から出る放射能を水に溶かし続けて
超高濃度の放射性物質汚染水を
外に出し続けているということです。
もはや東電一社に対策を任せるのではなく
国の総力を挙げて取り組む必要があると思います。
原発を一刻も早く封じ込めること。
被曝の被害を最小限に抑えること。
この二つを最優先課題として
私たち一人ひとりが声を出して
行動していくことが大切だと思います。
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>EntryTime at 2011/06/07 16:09<