2013.05.31(Fri)

ウグイスの声が心地いい田んぼ

梅雨の晴れ間は、
貴重な農作業タイム。

今日は、苗床の草取り。

自然農では、田んぼに苗床をつくって
田植え用のお米の苗を育てるのだけど、
途中、稲の苗が草に負けないように、
一回だけ草取りを行なう。

田んぼを囲む、周囲の山から
ウグイスの美しい音色が聞こえる中
背丈1～5cmくらいの小さな草を
1本ずつ丁寧に素手で抜いていきます。

腰をかがめて、ずっと同じ体勢なので
次第にふくらはぎが痛くなってくる。

それでも、コツコツ、淡々と
お米が元気に育つようにと抜いていく。

約４時間。

キレイに草を取り終えました。

草取りのあとは、苗に米ぬか播き。

自然農のお米づくりでは
ただ一回だけの肥料です。

2013.05.25(Sat)

なかなか決まらないのはなぜ?

去年から、田んぼを借りて
お米や小麦、豆や野菜を
自然農で育てています。

でも、収穫できる量は、まだまだ少なくて
家族で食べる分の全体のほんのちょっと。

もう少し本格的な自給自足を進めたいなと
去年の秋ごろから場所を探しているのだけど
なかなか理想の場所にめぐり合わない。

いいなと思っていた場所が
・調べてみると、焼却場のすぐそばだったり、
・高圧送電線が50m以内にあったり
・持ち主の都合で売り＆貸し出すのを中止したり、
・裏山が崖地で将来、崩壊の危険があったり、
・その土地の関係者が多すぎて話がまとまらなかったり、
・柱にシロアリが見つかり、取り壊すことになったり、
…と、最終決定まで至らない。

うーん。
これもきっと何かの意味があるんだろう。

自給自足のための理想の場所、
安住の地にめぐり合えますように。

2013.05.19(Sun)

散歩の途中で出あった、頭上に花開いた藤。

いい天気に誘われて

ＧＷ明けから、なんだか
ずっと陽気のいい日が続いている。

ようやくハードスケジュールの仕事が
ほんのひとときだけど一段楽したので
長男を誘って近所の里山を散策に。

林、田んぼ、畑、そして集落が
ゆるやかな丘陵地帯に広がる里山は
緑が瑞々しい今がいちばん美しい季節。

このあたりの田植えはけっこう早くて
ＧＷの休みの間には、ほとんど終わり、
今、田は水をたたえ、小さな苗が風にたなびく。

とても平和で、心やすらぐ美しい景気。

まるで、日本には心配事や問題が
何もないかのように時が流れている。

でも、日々の暮らし、日常というものは
誰かの思惑とはまったく関係なく
淡々と、丁寧に続けられていくもの。

流行や誘導に左右されず、惑わされず
命をつなぐ営みとして続いていくもの。

できることなら、
もう一度この命の現場に立ち戻って
日本の社会が営まれてほしい。

何が大切で、何が尊いのか。

2013.05.16(Thu)

雑木林の中に立つ、生命力あふれる巨木。

やっぱり自然はすばらしい

先日、家族といっしょに
12kmの山歩きに行ってきました。

といっても、下り道がメインの
楽ちんなハイキングですが（笑）。

コースは、周囲を雑木林や植林、
自然豊かな原生林がおおう
尾根や沢道で、さまざまな木々が
緑の葉を生い茂らせていました。

自然の中を歩くのって、ほんと、気もちよくて、
後半は体も疲れていくんだけれど
頭の中はどんどんクリアになっていく感じ。

別に癒しを目的に歩いたわけじゃないけど
心や体が洗われていくような感じがしました。

先日、京都の八坂神社について
「ただの観光スポットのように感じた」と書いたけど
自然の中のほうが、よほど神々しい感じ。

もしかしたら、神様も、
人間の自分勝手な願いごとばかりで
辟易してしまったのかも…（笑）。

2013.05.12(Sun)

重要文化財に指定されている本殿は、「祇園造」とよばれている。

神様はどこにいらっしゃるのだろう

八坂神社の舞殿をすぎ本殿に。

ここの本殿は、かつて別棟であった
本殿と拝殿を一つの屋根で覆ったもの。

ほかに類例のない建築様式のため、
「祇園造」とよばれている。

でも、何だろう。
ここはちっとも厳かな感じがしない。

神聖な、清らかな、身の引き締まるような
そんな空気感がまったく感じられない。

きれいで立派なんだけど、でも…。


帰りは表通りに接する南楼門から。

スサノオノミコトに
ご挨拶に伺ったつもりでしたが…。

神様にお参りするというより
観光スポットの中に足を踏み入れる。

そんな感じの場所でした。

2013.05.10(Fri)

南楼門には、結婚式を挙げるカップルが。

取材のとき偶然前を通りかかって…

京都に仕事に出かけたときのこと。

取材先のお宅のすぐ近くに
祇園さんで有名な八坂神社が。

京都の八坂神社といえば、
スサノオノミコトの総本山。

これはお参りしなくちゃと思って
取材の帰りに立ち寄りました。

神社の近くは観光客でいっぱい。

クルマで出かけていたため
なかなか駐車場が見つからず
20分ぐらい探してようやく停められた。

そして、駐車場近くの南楼門から参拝。


門をくぐって目の前に見えるのは、舞殿。

お参りしたのは、桜の季節で
ちょうど結婚式の真っ最中。

朱塗りの建物がとても艶やかでした。