2013.10.30(Wed)

採れたて熟れ熟れの富有柿（手前）と次郎柿。

樹上で、大きく熟した柿は甘い

野菜だとか、キノコだとか…。
いろいろなものを届けくださる
ご近所の方々。

いつもいただいてばかりで
でも何もお返しするものがなくて…。

心苦しいなぁ…と考えて
家にたわわに実っている柿を
おすそ分けしました。

この辺の方々は、みんな柿の木があるから
もしかしたら邪魔になってしまうかも…
と考えもしたけれど、ま、いいか。

悩んでいてもしょうがないし。

というわけで、長男と二人でご近所めぐり。

どれも樹上で熟した柿だから
甘くておいしさ保証つき。

喜んでもらえるといいけれど。

2013.10.28(Mon)

松の木を借りて天日干しした、3種類のお米。

引っ越しで収穫を断念したお米

奈良から岡山へと今夏、
稲刈り前に引っ越ししたため
今年は米が収穫できなかった。

奈良では、5畝ほど米をつくっていたのだけど
岡山からは稲刈りに通うのは難しいので
泣く泣く収穫をあきらめて、何株かだけ
タライとバケツに移植して持ってきました。

その赤米(うるち)、赤米(もち)、にこまるの
3種類の米が熟したので刈り取って天日干しに。

それが、この写真。

たったこれだけだけど、来年の田植えに
種もみとして使う予定です。

2013.10.26(Sat)

無農薬・無肥料でもこんなにりっばに育つ小松菜。

新鮮な小松菜は、朝のスムージーに

今回つくった畑の中では
いちばん条件の悪い畝が小松菜を植えた場所。

柿の木のすぐ下で日当たりがよくなく、
カンゾウの球根が残っていたため
切っても切ってもカンゾウが伸びてきた。

そんな環境の中でも、小松菜は強い。

たくさんの芽が出てスクスク成長。
やわらかくてシャキシャキした葉っぱが
どんどん大きくなっていった。


周囲の草にも負けず、光を浴びてすくすく元気。

最初に植えた列が食べごろになってきたので
朝、いちばんで収穫して新鮮な葉を食卓に。

わが家では毎朝、自家製豆乳ヨーグルトで
スムージーをつくって飲んでいるので
その材料として小松菜を投入。

フレッシュな若葉の香り。

おいしくて健康にもいいなんて
自家栽培の自然農ならでは。

2013.10.24(Thu)

引き抜いてみると、小さな塊が膨らんでいた。

間引き第2弾は、コカブ

「いっぱい植えて」というカブ大好きな長男のリクエストで、
3列3日回に分けて、たくさんの種を降ろした小カブ。

1回目に植えたカブの葉っぱがかなり成長し
株間がギュギュッとつまってきたので間引きを。

カブの根元を見ると、土の外側からでも
塊が丸くなり始めているのがわかる。

隣りの株との隙間がほとんどなくて
このままにしておくと
大きくなれなくなってしまいそうな株を
すーっと引き抜いてみる。

土がとってもやわらかいせいなのか
なんの抵抗もなくスポンと抜ける。


周囲の草に負けず、元気に葉を茂らせる小カブ。

根を見てみると、ぶっくりと膨らみかけたカブ。

井戸水で軽く洗って、
みそ汁の具としていただきました。

軽やかな味でした。

2013.10.21(Mon)

間引きした白菜の若葉。やわらかくシャキシャキ。

元気な野菜に育てるための間引き

40cm間隔くらいで、10粒ほどの種を
ばら蒔きした白菜は苗がどんどん成長。

１か所で10株くらいがギュウギュウ。

苗同士が押し合うかっこうになってきたので
大きな株を残して、間引きすることに。

せっかく植えた種が芽が出て成長したのに
それを引き抜くのは何だか心苦しいことだけど
しっかり作物を育てるには避けては通れない道。

白菜の苗が育ちやすくなるように
株と株の間を広げるために、
何回かに分けて、徐々に間引きしていく。

まずは、1/3くらいの株を間引。

次回の間引き分には2/3くらいの株を残して
(最終的に1株になるまで間引きするのだけど)
重なり合った株や小さな株を優先して引き抜く。

で、間引いた白菜が写真。

これが、間引きという名の初収穫。

瑞々しくて、
シャキシャキしてて
とってもやわらかい。

お味噌汁の具として入れたら
何の癖もなく、とってもおいしい。

やっぱり採れたては最高です。

2013.10.18(Fri)

ようやく自然農の畑っぽく、草が茂ってきた。

外から見ると、草と野菜の区別がつかない畑

夏の間は、東の柿の木と西の桜に挟まれ
朝方と夕方は葉っぱで日影になる畑が
最近は一日中日が当たるようになってきた。

木を覆っていた葉っぱが枯れて落ち、
畑に影が伸びなくなってきたから。

畑をつくったときは、
日照がどうかなと思っていたけれど
想像していたりも悪くはないみたい。


玉ねぎの芽は、ネギと同じで区別がつかない。

何年間も放置していた元畑は
農薬や肥料などを使っていないので
足元の土がとても豊かな感じ。

奈良の家の庭で栽培していたときより
どの野菜も元気に成長している。

もちろん、草も野菜に負けず
ヨモギ、スギナをはじめとして
ノビル、フキ、カンゾウ、カラスノエンドウなど
さまざまな野草が畔や畝にスクスク。

すごく命が豊かでエネルギーがある感じして
ここに来るととても気持ちいい。

太陽の光を浴びながら過ごすと
時間がたつのも忘れるくらい。

命の現場って、いいものです。

2013.10.16(Wed)

ちょっと種を播きすぎたニンジン。そろそろ間引きが必要な時期かも。

しっかり育って間引きの時期になった畑

9月に種降ろししてから
早いものは、すでに1か月。

ずいぶんと大きくなってきて
ギュギュッと密集してきたので
間引きしてあげないといけない時期。

今回は、古い種もあったりしたので
発芽しなかったらどうしようと不安に思い
ついつい多めに種を播いたせいもあって、
どの苗が多くなりすぎた感じ。

次回は、もう少し種降ろしの量を調整して
適量で作物が育つようにしたいなと思う。


移植したネギもしっかり根づいて、分結して成長。

何年も放棄された畑で
しかも、無農薬・無肥料の自然農なのに
種の古かったキャベツとゴボウ以外は
しっかり育ったのだから自然の力は
本当に素晴らしいと思う。


もともと生えていたニラ。何度も楽しめそうな感じ。

ちょっとした土地があれば
誰でも簡単に家庭用の野菜づくりができるので
自然農が広がればいいのにと実感する。


コカブは1回目の種降ろし分が、ずいぶん大きく。

自分で食べる分の何割かでも
安全でおいしい野菜を自給できれば
社会が変わるきっかけになると思う。


密集気味に葉が茂ってきた白菜。こちらも間引き。

食の自立は、がんじがらめに
コントロールされた社会からの
自立の第一歩になるんじゃないかと思う。

2013.10.13(Sun)

長女が出演した「巫女の舞」。この地方の伝統的な神にささげる神事。

お祭りに積極参加

引っ越ししてきて間もなく
秋祭りの「巫女の舞」と「お神楽」に
長女と長男が誘われて、参加することに。

週に3日間、3週間練習して、今日が本番。

朝から秋晴れの素晴らしい天気の中、
子どもたち二人は地元の北山神社の秋季大祭で
見事な舞とお神楽を披露してきました。


長男は子獅子のお神楽で、獅子奮迅。

これまでは祭りといえば
外から眺めて楽しむものだったけれど
自ら中に入って積極参加するほうが
子どもたちも充実感があったみたい。

そういえば、私も中学や高校時代、
バンド活動でライブをやったり
文化祭で仲間と一緒に出店をやったり。

受け身ではなく、自ら積極参加することで
一つのことを協力してやり遂げた充実感は
生涯の思い出や糧になっているんだと思う。

そんなことを思い出しました。

2013.10.10(Thu)

シューッと細くて長い1本の芽が、ネギの新芽。

秋の光と新芽と影が織りなす美しさ

朝の太陽がまだ低い時間。
やわらかな光が斜め横から射し込む。

このときの光の陰影は
植物を美しく浮き上がらせる。

とくに新芽や若葉の薄いグリーンは
光に輝くとエネルギーが違う感じがする。

だから、写真を撮るなら断然、朝。


ジャガイモの発芽率は、種芋の半分と低かった。

この日も、ちょっと撮るだけと思っていたけど
気がつくと1時間も畑で撮影していた(笑)。


春菊の若葉。小さくても一人前の菊の葉の形。

秋冬野菜も順調に発芽して
写真のあとも、すくすく生育中。

でも、キャベツとゴボウだけは
どうやら発芽に失敗したみたい。


2種類植えた内、一方だけ発芽した小松菜の芽。

さて、その2つの畝は、
このあと何を植えようかな。

10月半ばが適期の野菜って…?

2013.10.08(Tue)

太陽の光を浴び、キラキラ輝くヨモギの若葉。

冬以外いつでも採れる、ありがたい野草

田舎暮らしのいいところの一つは、
外に出ると、いたるところに
野草(薬草)が生えていること。

家のまわりを1時間も歩けば
スギナやヨモギがたくさん採れる。

わが家では、
春にさまざまな野草を摘んで、漬け込んで
野草酵素ドリンクをつくっているけど、
それ以外にも野草は貴重な食材。

とくに、薬効の高いスギナとヨモギは
冬以外はいつでも採れるので大活躍。


朝露でしっとり塗れ、元気で瑞々しいスギナ。

野草のエネルギーが凝縮している
朝露に濡れる、新芽の部分を朝採り。

井戸水で軽く洗ってゴミを落とし、
ザルに載せて、2～3日、天日干し。

乾いたヨモギとスギナは
お湯で煮出して野草茶に。

一見、苦くてまずそうな感じだけで
けっこう甘みがあって、まろやかな味。

豆乳で割ってチャイ風にして飲むと、
とってもおいしい。

2013.10.06(Sun)

わが家から眺めた南の空に浮かぶ不思議雲。

美しい青空を見上げていると…

先日、畑から家に戻る途中、
真っ青な空をふと見てみると
不思議な形の雲が流れてきた。

漢字の「日」のようにも見えるし
凧のようにも見える。

面白いので、カメラで撮影。

今の季節、空が澄んできて
雲もどんどん高くなっているので
けっこう美しい雲が眺められます。

2013.10.04(Fri)

40～50cm間隔でバラ播いた白菜の種が発芽。

秋植え野菜スクスク生育中

9月上旬から、9月末いっぱい。
時期を分けて播いた秋野菜の種。

整えた畑に条播きや点播きなど、
種を直播して降ろしたあとに
種がかくれる程度に土を覆って
あとは、草をかけただけのほったらかし。

自然の力に任せる自然農だけど
しっかり芽が出てきました。


3回時期をずらして、条播きで種降ろししたコカブ。

9月は上旬にまとまった雨が降ったけれど
そのあとは晴天続きのカラカラ日和。

野菜たちは大丈夫かな思ったけれど
ほとんどが芽を出してくれました。

でも、キャベツとゴボウ、たまねぎは
いまだには顔を出してくれていない。

キャベツとゴボウの種は
もしかしたら古かったのかも。

たまねぎは種が足りなかったので
晩生の種を買い増して、種降ろし。

週末は久しぶりの雨予報なので
恵みの雨となってくれると嬉しい。


人参も長く収穫できるように、2回に分けて条播き。

種蒔きの旬の期間が長く、たくさん食べる
小松菜、コカブ、ニンジンは
何回かに時期を分けて種降ろし。

一度に収穫するんじゃなくて
長い期間、食べるのを楽しめるのだ。


大根の双葉は、まるで四葉のクローバーのよう。

2013.10.03(Thu)

棚田に実ったコシヒカリと黒米を稲刈り。

ご近所に自然農をやっている人が…

わが家と同じ町内に、
同じく移住してきた方で
自然農をしている人がいた。

長男の通う小学校の同級生の父兄から
「稲刈りを手伝ってくれる人を探してる」
という情報をいただいたので、
さっそく親交を兼ねて行ってきました。

わが家からクルマで南下して、おおよそ20分。

近くには自然農をやっている家が何軒かあって
忙しい、田植えと稲刈りの時期には
お互いサポートしあっているのだとか。

みなさん、東日本からの移住された方で
同じ方向性の人がそばにいると思うと
心強いし、嬉しくなってくるもの。

午後から稲刈りを始めて、約3時間。
1反弱の田を一枚、きれいに刈り取り。

1本植えした黒米の株が、
手で握れないほど太くなっているのに
超ビックリしました。

自然の力のすごさに感動です。

2013.10.02(Wed)

11月から借りる予定の田んぼの稲刈りの様子。

9月中にほぼ終わるお米の収穫

9月の半ばころから始まった
家のまわりの棚田の稲刈りも
9月中には、ほとんど終了。

残すのは、もう少し丘陵を下った
平地の部分の田んぼだけとなった。

この地域の水は、ため池利用のため
みんないっせいに6月上旬に
田植えをするということもあって、
その時期にあうコシヒカリやあきたこまち
といった早生品種のお米が主流なのが理由。

また、秋が深まると
山からイノシシたち獣が下りてきて
獣の害に合いやすくなるというのも
収穫の早いお米が増えた理由かもしれない。

わが家のお米は、時期がもう少し遅い品種なので
来年、田植えの時期と品種をどうするか
今からちょっと悩んでいるところです。

田植えの時期をまわりと合わせないと
田んぼの水が引けなくなってしまうので。