2014.09.07(Sun)

幅5m、高さ2.5mくらいの棚田の谷側の畔が崩れ落ちた。
まさか…言葉を失った瞬間
ちょっと前のこと、台風が岡山を直撃して
たしか2日後くらいだったと思う。
田んぼに溜池からの水を引き入れて
しばらくたってから様子を見にいくと…。
…………
棚田の畔が下の田に崩れ落ちている。
うそだろう、うそだと言ってくれ!!
そんな願いもむなしく、
目の前の光景は無残だった。
言葉を失うっていうのは
まさにこういう時のことだったんだと
今、そのときを思い出すと実感。
ああ…。
一番最初に頭をよぎったのは、
下の田の迷惑をかけてしまった。
いったい、どうしたらいいんだろうか。
すぐに、下の田でお米をつくっている人のところに
何をさておいて、状況報告とお詫びに伺った。
とてもありがたいことに、下の田の方は
ちっとも怒ることもなく、そればかりか
逆に私の田んぼのことを心配してくださって
「まだ、水が必要なんだろうから、
崩れた内側に水が漏れないように畔板を入れんしゃい」
と、畔板を貸してくださったのでした。
ありがたくて、もう感謝しかありませんでした。
もしも、私が逆の立場だったら
ここまで親切な行動ができただろうか。
自分の田んぼの米が犠牲になっているのに
相手に手を差し伸べることができただろうか。

崩落した部分より内側2mほどの場所に畔波板を再設置。
田んぼの畔が崩落した事実は
私にとっては実は相当のショックだったのか
こうやってブログでアップするまで
自分の中で腑に落とす作業が必要でした。
稲刈りを終えて、冬になったら
ご近所の方にユンボをお借りして
畔の修復をする予定です。
>EntryTime at 2014/09/07 21:10<