2008.01.23(Wed)
朝起きたら、雪が積もっていた。
やっぱり大寒なんだなあ…。
そして暦について思いました。

会社近くの道路わきの雪。すでにかなり溶けている。
正月一週間がものすごく温かかったと思ったら、
一転、ここ最近は東京も底冷えする毎日。
さすがに大寒に入ると、冷えは一段と厳しさを増します。
昔の暦って、本当に季節感を素晴らしく表現していたと思います。
一年を春夏秋冬の四つの季節にわけ
さらにそれを暦の重要な分岐点の春分、夏至、秋分、冬至の四つ、
大暑、小暑、小寒、大寒、立春、立夏、立秋、立冬など季節の変化
さらに雨水、啓蟄、穀雨、芒種、処暑、霜降などの具体的な自然界の動き…
と、細かく二十四節気としてあらわしているのですから。
暦を見れば、今がどんな季節なのか、種をまいていいのか
収穫していいのか、何に気をつければいいのかがわかって、
きちんと自然のリズムに合わせて使われていましたし、
人もそのサイクルに沿って家族で楽しく生活していました。
大寒をすぎれば、いよいよ節分。
そして翌日は、立春(違う年もありますが…)。
自然のサイクルに調和した
本当の意味での新年を迎えます。
現代のグレゴリオ暦による元旦の1月1日は
自然のサイクルとしての暦的には
元旦として何の意味もなさない日です。
別に今の大晦日~正月を
年末年始として尊ぶ必要も理由も、
実をというと、まったくないのです。
本来なら冬至の12月22日前後
節分後の立春の2月3日前後
もしくは春分の日の3月23日前後を
新年として世界的に祝えば、
人間ももう一度自然のリズムに沿った
調和した暮らしを取り戻せるのかもしれません。
(ヨシダヤスアキ)
>EntryTime at 2008/01/23 17:01<