2008.02.20(Wed)

集団とすれ違うとき、相手がよけてくれるかを実験しました(笑)。
なにをそんなに恐れているんだろう。
先日、電車で感じたことを書きました。
そういえば、以前、歩道でこんな実験をしたことがあります。
前方から歩いてくる横に広がった集団とすれ違うとき、
はたして、むこうがよけてくれるかどうかという実験です。
なぜ、こんな取るに足らない(笑)実験をしたかというと
歩道で人とすれ違うとき、私は必ず自分からよけるんですが
「そういえば、よけてもらったことってほとんどないなぁ」
「なんで、みんな自分からよけないんだろう」
と、不思議に思ったからです。
実験のルールは、
自分からは絶対によけない(笑)。です。
さて、いったいどうなったでしょうか。
一対一の場合は、簡単で、
まあ、ぶつかることはほとんどありませんでした。
最終的には、お互いが半身になってよけ合うことが多かったです。
それでも、まったく半身にもならず、肩をいからせて
ぶつかってくる人たちも何人かいました。
その場合は、直前で、私のほうがよけました。
早くも実験のルールは崩壊です(笑)。。
だって、ぶつかるのはいやですから…。
相手が集団の場合、ほとんどむこうがよけることはありませんでした。
統計は取ってないですが、8割くらいは、
最終的にぶつかるか、私がスレスレでよけることになりました。
私は、まだカミさんと結婚する前、
手を握って並んで歩いていたときでさえ
誰かが前から来れば、私かカミさんが後ろにずれて
ぶつからずにすれ違えるようにしていました。
現在、子どもと手をつないで歩いているときも
まったく同じで、子どもと一緒にすっとよけます。
でも、悲しいことに、相手が先によけてくれることは本当に稀です。
相手が二人以上の場合、話に夢中になっているためなのか
自分たちのほうが数が多いから優勢だと感じているためなのか
人に何かを譲るという行為は何かを損することだと思っているためなのか…
相手の人数が多ければ多いほど、よけてくれないのです。
それは大人とか、子どもとか、性別とか、ほとんど関係ありません。
「今どきの子どもは…」
とは、とてもじゃないけれど言えず、
「今どきの日本人は…」
と言ったほうが的を得ていると思います。
本当に、とっても不思議でしかたありません。
お互いがたったの半身よけるだけのことなのに…。
こういった光景が当たり前になってくると
学校給食を払わない家庭が出てくるのも
何の不思議ではないのかもしれませんね。
でも、
自分たちだけが損をしない生き方
自分たちだけが得をする生き方
それを追求する社会って…本当に幸せなんでしょうか。
いったい何をそんなに恐れているんだろう…。
(ヨシダヤスアキ)
>EntryTime at 2008/02/20 16:11<