2008.02.29(Fri)

今の季節、うつしい黄色い花を咲かせるエニシダ。
毎年、毎年、その季節になると
うつくしい花を咲かせる花のように…
黄色って、すごく好きな色です。
なんだか、自分の中に力が湧き上がってくるような
楽しく気もちいい感覚がよみがえってくるような…。
花を見ていて、とても勇気づけられること。
それは、たとえ枯れたとしても、必ず
翌年の同じ時期に、同じ、きれいな花を咲かせることです。
以前、家の庭(といっても小さな箱庭ですが…)で大切に育てていた花が
冬の雪の下敷きになって、枯れて全滅してしまったことがありました。
それは、白く小さな草花たちで、
会社の仕事で帰りが遅くなったとき
スポットライトに照らされたかわいらしい花たちを見るだけで
疲れがすーっと消えていく感じがしました。
ほんと、私にとって大切な存在だったのです。
それが…。
でも、春になって、温かくなってくると、
冬枯れでまっ茶色だった庭のあちこちから
ポツ、ポツ、と緑の葉が色づき始め、
それが次第に庭じゅうにじゅうたんのように広がって
いっせいに、真っ白な花を咲かせたのです。
嬉しかった。
命って、本当にすごい。
自然て循環しているんだ。
と、これを書いている今でも思い出すと嬉しくて、
思わず涙がこぼれ落ちそうになってしまいます(笑)。
破壊と再生と循環。
もしかしたら、命のすばらしさって、
ここにあるのかもしれません。
だから、たとえ、どんな存在だったとしても
生まれ変わることはできるのだと思います。
今すべてが壊れていくように見える現代社会も
かならず再生の道はあるんだと思います。
あきらめたり、投げやりになったり
なおざりになったりさえしなければ…。
(ヨシダヤスアキ)
>EntryTime at 2008/02/29 23:16<