2008.03.12(Wed)

満開をむかえた梅にはメジロが。いっしゅんウグイスに見えるげれど違う。
そろそろ梅から桜へ…
花を感じる違いついて思うこと。
近くの公園の梅がまさに満開。
桜に比べてちょっと地味な存在の梅は
暖かな陽気でもお花見客はほとんどなく
しずかに、その美しさを咲かせていました。
でも、そういう私も桜のほうが好きです。
花そのものだけを見てみると梅も思ったより華麗ななんですが
たぶん、季節的にまだ寒い時期に咲くということと
枝振りが桜にくらべて地味な印象があるからでしょうか。
それとも、桜のように一週間で散りゆく儚さがないからでしょうか…。
なぜか、心がワクワクと高揚してこないんですよね。
桜に触れるような。
あの、満開の桜吹雪の下での喜びは、
ちょっと泣けてきそうな体の奥からの高揚です。

花だけアップにすると、梅もなかなかいいでしょ?
なぜ、梅にワクワク感がないのか。
そういえば切花なんかでも
花自体は本当にいろいろな種類があって
どれも美しく花を咲かせているんだけれど
そこから受けるエネルギーというか
自分自身との共鳴する感覚というのは
花によってまったく違ってきます。
受けて側である私自身のもっているものや
その日の精神や肉体の状況によって
好きな花やワクワクする花も変わってくるから不思議。
動いたり、大きな感情や精神を表現しない花でも
ここまで受ける側といっしょにつくりだす空間的な感覚が違うのだから
もっと繊細で、さまざまなものによって形作られる人間と人間は
相手をどう感じるかが複雑で敏感なんじゃないかと思いました。

花はやや逆光の光の中で露出オーバー気味に撮ると美しさがます。
人間のもつ感覚って本当にすごい。
そしてすばらしいと思います。
きっと、他者との間で感じるこの感覚こそが
大きな鍵なのかもしれません。
(ヨシダヤスアキ)
>EntryTime at 2008/03/12 23:22<