2008.04.24(Thu)

アースデイでの、出店した飲食店のフードマイレージ・ボードとメニュー。
フードマイレージを意識して
地産池消が広がっていけば
地球温暖化は防げる…。
現在、日本の食料自給率はカロリーベースで4割以下。
つまりその7割近くを輸入にたよっていることになります。
経済のグローバリゼーション化の拡大による
関税の廃止や労働賃金などの生産コストの格差によって
国産品より輸入品のほうが安い食料が圧倒的に多くなり
「自分たちでつくるより、外から買えばいいじゃん」
と、国策的にも、経済社会的にも進んでいる日本。
でも、海外から輸入したほうが、
国内で食料やエネルギーや木材を生産するより
CO2の排出は輸送の距離や時間が増える分、何倍も多くなるし
地球や現地へのその他の環境負荷も高くなります。
そして、先日の中国の毒入りギョーザ事件や
今回、アメリカの輸入牛肉での問題再発事件のような
海外からの食糧輸入による危険性もついてまわります。
その問題をクリアするのが「地産池消」です。
国産で、しかも顔の見えるご近所の人が作った
さらにオーガニックな食材を購入すれば
人の健康も地球の健康も、安全で安心です。
おまけに、輸送などにかかるエネルギーコストも
輸入品の何分の一に圧縮されるので
地球温暖化防止にも直結するのです。
そして、国内の農業や林業などの第一次産業を復興させることにもつながり
食料安全保障問題の解決や、地方の活性化、そして森の復活…など
本当にいいことずくめになるのです。
ただ、国産品のほうが輸入品に比べると
値段がどうしても高くなってしまうのが難点ですが
より多くの人が「安全と環境」を考えて選択的に購入するようになれば
生産や流通のしくみも変わって次第に価格も変わってくると思います。
まずは、日々のお野菜から
いっしょに国産に変えていきましょう。
(ヨシダヤスアキ)
>EntryTime at 2008/04/24 12:52<