2008.04.27(Sun)
みんな何かを探している。
自分をだましながら…。
きょうは、事務所にもお店にも顔を出さない、完全休養日。
久しぶりに自由が丘まで散歩しました。
いい陽気のため、家族連れやカップルなど
多くの人が街に繰り出し、人でごった返し。
ショップで使う小物をいろいろと探していたのですが
たくさんのモノであふれかえっているのにも関わらず、
一見よさそうに見えても、底の浅いものが多くて、
いかに世の中に本質的なものが少ないのかを実感した。
そんなことを思いながら、
歩いている人たちを観察してみると
そこから現代社会の多くのことが見えてくる感じだった。
なんていったらいいんだろう。
みんな、楽しいのかな。
本当に、嬉しいのかな。
そう思えて仕方なった。
街を通りすぎる大人たちの目の動きや表情を見ていると
なんだか、みんな心ここにあらずといった感じ。
家族や恋人や友だち同士で、
ショッピングやデートや散歩など
一緒の時空間を共有しているはずなのに
お互いその瞬間に違うことを考えたり、見たりしていて、
ただ同じ空間にいるというだけで、
心は場を共有していないような感覚にとらわれた。
心が今この瞬間に存在していないような、
そんな感じが強烈にした。
みんな何かを探している。
街ではそれは表面上、ショッピングという形をとっているけれど
「本当はそんなモノがほしいんじゃない」
と、多くの人はからだが叫んでいるように感じられた。
奥深くの本当の欲求に気づかなくていいのだろうか。
裏側が見えるくらい薄っぺらな情報に、
ただ流されるだけで本当にいいのだろうか。
誰かにつくられた幸福感に流されるだけで
本当にいいのだろうか。
「だって仕方ないじゃん。それが社会なんだから」
もし、それが大多数の答えだったとしたら…。
(ヨシダヤスアキ)
>EntryTime at 2008/04/27 23:26<