2009.04.02(Thu)

側溝のふたに興味をひかれ、指をさしいれて確認作業中。
大きな声と小さな声。
こどもは、大きな声でハキハキと元気よく。
日本社会では、どちらかというと
大きな通る声で話すことが「よし」とされています。
小学校でも、何か発表するとき
大きな声を出すようにもとめられます。
でも、本当に大きな声は
いいことなのでしょうか。
わが家では、よく話し合います。
いま、世の中は、音の洪水で
静かな環境というのはほとんどありません。
週末、ショッピングモールやスーパー、
とくに家電売り場などに行くと
いろいろな売り場から出される大音量の音の洪水で
しばらくいると頭がクラクラしそうです。
その中での会話は、自然に声が大きくなり
最後は大声でしゃべらないと聞きづらいほどです。
私は、この状態はものすごく不自然だと思います。
大きな声を出す必要があるのは、その必要性があるときだけで
普段、大声を出す必要はまったくないのではないでしょうか。
逆に、ゆるやかな、穏やかな話し方のほうが
精神的にもゆったり、穏やかになる気がします。
大きな声を出す=元気、積極的、というイメージは
こどもに一定の価値観の中に当てはめる
軍隊的な教育方針のような気がします。
聴こえないほどの小さな声でないのなら
私は小さな声もその子の個性なんじゃないかと思います。
(ヨシダヤスアキ)
>EntryTime at 2009/04/02 16:50<